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診療部門 - 専門外来

ヘルニア外来

取り扱い疾患

鼠径ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、再発鼠径ヘルニア

病名:鼠径ヘルニア

どんな病気???

鼠径ヘルニアとは,足の付け根あたりが膨らんでくる良性の疾患です。膨らんでくる前に痛みや違和感を感じる事もあります。初期の段階では仰向けに休むと無くなります。男性では陰嚢までその膨らみがつながる事もあります。その部分にお腹の中の臓器が入り込んでしまうと、強い痛みを感じ戻りにくくなってしまいます。放置しておいても治らず大きくなってしまうため、手術が必要です。

鼠径ヘルニアとは?

どうやって治療するの?
・腹腔鏡下根治術(内側アプローチ:TAPP)
臍に10mm、その左右に5mmの切開を置いて、腹腔鏡を用いて出ている所の内側からアプローチして行きます。出ているものを中(腹腔内)に戻し、出っ張る原因になった出口(門)の手前にメッシュを固定します。
・ 従来法(前方アプローチ:鼠径法)
鼠径部のやや頭側の皮膚を切開して出っ張っている所の外側(前方)からアプローチして行きます。
出ている所の一番深い所までしっかりと剥がして、その出口の内側にメッシュを置きます。
どちらからアプローチしても、同じ所にメッシュを置くため根治性に差はないと考えています。
医療保険の関係で負担額が異なります。
再発鼠径ヘルニアも手術しております。

当院では、ともに全身麻酔で治療します。2泊3日が基本ですが、ご希望により計画する事ができます。
お気軽にご相談ください。

腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術(TAPP)の術中写真
1. 鼠径(ソケイ)ヘルニアを生じている状態では、お腹の中に空気を入れてお腹の中から観察すると、このような“へこみ”として観察できます。この“へこみ”の中にお腹の脂肪や腸が入り込むと、膨らんだ状態になります。出たものがお腹の中に戻ると、平らになります。
2. 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術では腹膜を剥がして、腹膜の外側にメッシュという白い網目構造のものを留置してへこまない状態(外からは出ない状態)にします。
3. メッシュを置いた後、腹膜を縫い合わせて閉じます。

病名:腹壁瘢痕ヘルニア

どんな病気???

以前お腹の手術をして、傷の一部がふくらんで来た(出っ張って来た)等の悩みを抱えていらっしゃる方はおられないですか???
これは、以前の手術の時に切った筋膜の一部に弱い所ができてしまっている可能性があります。腹壁瘢痕ヘルニアはその弱い所から、腹膜が出て来てその中に腸や脂肪が出て来ている状態です。

どうやって治療するの?

・ 腹腔鏡を用いて修復する場合と、同じ傷を切って開腹下に修復する場合とを状況によって選択しております。基本的にはメッシュという人口の膜を用いて修復します。

放っておいて大丈夫とか、治すのが大変だからとか言われて場合でも、あきらめないで是非一度ご相談ください。

腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア根治術の術中写真
1. 腹壁瘢痕ヘルニアでは、以前の手術の傷の一部が弱くなり、写真の様にお腹の中の脂肪や腸がはまり込んでいる状態です。
2. はまり込んでいる臓器を戻すと、写真の様に見えます。
3. ここに大きな膜を置き、ズレないように固定して、再びはまり込まないようにします。

ACCESS

住  所:東京都町田市南町田2-1-47
電話番号:(042)795-1668(代) FAX:(042)796-2680

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