変形性膝関節症、骨壊死、関節リウマチなどで、膝の軟骨がすり減ると痛みを伴い歩行することも困難になります。
この悪くなった軟骨部分を切り取って金属や高分子ポリエチレンに取り変えるのが人工膝関節全置換術です。
近年の人工関節技術の進歩により多くの患者様は手術前の痛みが改善しております。
方法
膝前面に15-20㎝の縦の皮膚切開を加えます。専用の器械を用いて関節面を骨切りし、形を整えます。
大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(ひざのお皿)の関節面を人工材料で置換します。
その際、骨セメントを使用し強固に骨に固定します。
当院では最新のナビゲーションシステムを使用した正確な骨切りをしております。
保存療法によっても疼痛が改善されない患者様は、関節外科外来にご相談ください。
入院期間は約2~3週間です。