当院では末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)の患者様に侵襲の少ない下肢動脈血管内治療を行っております。基本的には1泊2日から2泊3日入院で、皮膚切開は行いません。
局所麻酔下に、手首・足先・鼠径部・肘のいずれかからカテーテルを挿入し治療します。
手術時間は30分から2時間程度です。
手首・足先からのアプローチの場合:
鼠径部・肘からのアプローチの場合:
血管造影装置としてSIEMENS社 ハイエンドモバイル型デジタルイメージングシステム(Cアーム)を使用しています。13インチもの広い視野を確保し、大出力での高精細撮影ができ、微細な血管描出能やカテーテル及びガイドワイヤーの描出能も優れています。この装置により手術室での下肢動脈血管内治療が可能であり、外科手術とカテーテル治療も同時に行えます。